嚥下障害ママの奮闘記

嚥下障害を持つ主婦の過去、現在の奮闘記です。

私と障害 その6

診察室での動脈血ガス分析だったが、体内二酸化炭素の数値が多く先生たちが愕然としていた。すこぶる悪かったらしい。
そして指先で測定する酸素濃度も悪かった。しかし…昔からの病気で身体が慣れてしまっていたのか『息苦しい』が分からない…
すぐに酸素呼吸用のマスクを着けられたが数値が改善しないとの事で、なんと…鼻から管を人工呼吸器が装着されてしまった。
その時の私の心情がお分かりでしょうか。
確かに熱があって少々朦朧としていたとはいえ、足の付け根にある動脈からの採血という、やり慣れていない事への動揺。しかも血管が細い体質のため普通の採血も苦労している事実。半泣き状態だ。
しかも【人工呼吸器】といえばドラマなどで見る、もう余命幾ばくもない患者が着けるアレか思い浮かぶ事だろう…まさに私は重症患者だった。